肘の経絡に対する分析

第2章 M-Test(経絡テスト)
2-1.各関節の経絡分布に対応した分析
2-1-3.肘の経絡に対する分析

肘おける経絡分布(図2-5)をみると、内側には太陰肺経と陽明大腸経、外側には少陰心経および太陽小腸経が分布し、前肘部中央には厥陰心包経、後肘部中央には少陽三焦経が分布している。

図2-5 肘における経絡分布
図2-5 肘における経絡分布

図2-6に肘の経絡に対する分析を示した。1の動作の様に肘を伸展する際には、上肢前部が伸展され、肘周囲の心包経に伸展負荷がかかる。肘を屈曲する2の動作では、上肢後部が伸展され、肘周囲の三焦経に伸展負荷がかかる。3の様に肘を回内する場合には、尺骨側の大腸経・肺経に伸展負荷がかかる。一方、4の動きの様に肘を回外した場合には、橈骨側の小腸経や心経にに伸展負荷がかかる。これらの負荷で症状が誘発ないし増悪する場合には、それぞれの際に伸展される肘周囲の該当する経絡を刺激対象とする。

図2-6 肘の経絡に対する分析
図2-6 肘の経絡に対する分析